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【番外編】なぜ私は読書をするのか

巷には、読書という行為に関する書物があふれています。人生における意義を論ずる高尚な?ものも少なくありません。そこで、私も私なりに読書の意味を考えてみることにしました。

結論から言うと、私が読書をするのは、単にそれが楽しいからです。独身社会人の頃は、書籍代に1ヶ月1万円を投じ、大型書店で2時間も3時間も滞留していました。そんな自分を「読書家」として若干ハナにかけていたのは事実です。が、それでも私にとって読書は「楽しみ」以上のものではなく、何か具体的な利益や成果を獲得しようというギラギラした欲望は全くなかったように思います。

一般にいわれる読書のメリットについて、私自身に問いかけて検証してみました。

1. 読書は視野を広げるか?

  • 私の答えは、YESです。
  • 理由は、読書を通じてある行動を疑似的に体験したり、登場人物に感情移入して悩んだりすることができるからです。
  • 読書によって何かをしたつもりになれたり、考えたり悩んだりでき、それによって自分の想像や思考の幅が広がり得ることは、読書の大きなメリットであると思います。

2.  読書は読解力を高めるか?

  • 私の答えは、条件付きYESです。
  • 理由は、読解には想像力だけでなく技術も必要で、その技術がないと正しく読んで理解することは難しいからです。

3. 読書は文章力を高めるか?

  • 私の答えは、YES/NO両方です。
  • 理由は、たしかに多様な文章表現に触れることは文章力を高めます。しかし、文章力を身につけるためには「実際にまねして書いてみる」ことが必須で、単に文字を目で追うだけでは自分のスキルにならないと考えるからです。

4. 読書は仕事に役立つか?

  • 私の答えは、YESです。
  • 理由は、仕事に必要な知識や心構えや物事の考え方を、書籍から学んだ経験があると私が認識しているからです。

5. 読書で教養が身につくか?

  • 私の答えは、です。
  • そもそも、「教養」という語句の指すものが人によって異なり、私自身も自分なりの定義をもてていないため、教養が身につくとか、高い教養というのがどういう状態を指すのかが不明瞭だからです。
  • ネットで「教養」をググってみると、「精神文化一般に対する理解と知識をもち,人間的諸能力が全体的,調和的に発達している状態。」(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)だそうですが、私にはちょっと意味がわかりません…。

6. 読書は収入を高めるか?

  • 私の答えは、です。
  • 読書すればするほど収入が増えるのならば、出版不況どころか、本が売れて売れてしょうがないはずでは…?