本・ゲ・旅

歴史や政治を中心に本の要約を紹介します。たまにゲームレビューも。

不正・不祥事のマネジメント

 

不正・不祥事のリスクマネジメント

不正・不祥事のリスクマネジメント

 

 

どんな本?

不正・不祥事の一般的な説明と、これらの予防・発見・対処のための説明を、米国の事例やシステム、法律、実務に基づき解説します。

 

著者は?

リチャード・H・ジジェンティ
ジョージタウン大学法学部卒業。公認不正検査士。KPMGの米国内と米州地域のフォレンジック部門統括。KPMGフォレンジックグローバル運営委員会委員。
ティモシー・P・ヘッドリー
ニューヨーク州立大学政経営学博士課程修了。公認会計士。公認不正検査士。米国公認会計士協会会員。KPMG不正リスクマネジメント部門グローバルリーダー。
知野雅彦
公認会計士慶應義塾大学大学院特別招聘教授。株式会社KPMG FAS共同代表パートナー。

 

Good point

 

  • これを読めば「不正マネジメント」に関するおおよその知識を得ることができます。とてもよくまとまっています。
  • 知識と経験のある人にとっても、新鮮味には欠けますが、理解をおさらいするには役立つでしょう。
  • 訳書では日本語が読みやすいかどうかがとても重要ですが、本書は日本語訳がこなれていて、不自然で読みづらい箇所はありません。
  • 2012年発行と少し年月が経過していますが、内容の普遍性が高いので古いという印象を受けませんでした。

 

どんな人におすすめ?

「不正マネジメント」に関わる人

 

メモ

倫理的な行動を奨励する企業風土を育成するために
①現実的な目標設定をすること
②リスクの高すぎる取引を避けること
③倫理的な行動に対して報酬を与えること
このような行動を企業の日常業務に織り込む