本・ゲ・旅

歴史や政治を中心に本の要約を紹介します。たまにゲームレビューも。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2023 もっとも遊んだソフト

まぁ、そりゃそうだわな、という結果。ティアキンは本当に面白い。今でもちょこちょこ地底を徘徊してはコンラン草を蒐集したりして楽しんでいる。 私は時のオカリナ以降、主要なゼルダ作品は経験した。が、だいたい終盤の難易度と所要時間に参ってしまって、…

ウクライナ戦争とヨーロッパ

ウクライナ戦争とヨーロッパ (UP plus) 東京大学出版会 Amazon 確か2023年8月に刊行予定だった本書は、なぜか発売が遅れに遅れたが、その原因が細谷雄一のせいであることがあとがきで判明した。というか、やっぱりという感じだ。このため各論文の内容の一部…

源氏物語

日本の古典をよむ(9) 源氏物語 上 小学館 Amazon 実に24年ぶり。高2の古典の授業以来の源氏物語である。きっかけは2024年の大河ドラマ『光る君へ』。ふと図書館で、これの予習復習をしておいた方がドラマを楽しめるよね、と思い立って1冊借りてきたのである…

2023年 読んでよかった本

1位 イスラームの構造 イスラームを根本から理解できた気になれる。こういう本を探していたし、今も探しているけれど、なかなか見つからない、それだけ稀有な書籍。 2位 諜報国家ロシア 読んだら最後、ロシアが怖くなって、行く気が失せてしまう。 3位 欧州…

歴史としての二十世紀

歴史としての二十世紀(新潮選書) 作者:高坂正堯 新潮社 Amazon 講演を書籍化したものだが、 文章が綺麗なですます調に整えられている。しかし、京言葉での軽妙な語り口が高坂先生の魅力であったとのこと。せっかくの魅力が台無しである。 書き言葉であれば…

諜報国家ロシア

諜報国家ロシア ソ連KGBからプーチンのFSB体制まで (中公新書) 作者:保坂三四郎 中央公論新社 Amazon ロシアの防諜国家としての一面を掘り下げた、いわばロシアにとっての不都合な真実を解説しており、ともすれば陰謀論を面白おかしくかきたてるだけの…