本・ゲ・旅

歴史や政治を中心に本の要約を紹介します。たまにゲームレビューも。

「吾輩は猫である」殺人事件

 

冒頭はかなり退屈。猫の独白が延々続くからだ。この序盤が何かの伏線かもしれないと我慢して読むも、つい飛ばして先へ進みたくなる。

やっと序章が終わり、猫同士の掛け合いが始まると、ここからうってかわって一気に面白くなる。マダム、伯爵、将軍と人間顔負けの個性派揃いだ。大英帝国からやってきたホームズ君のどこかで聞いたような名推理には大いに笑った。