圓楽とアントニオ猪木、立て続けに訃報。妻が「圓楽さん、びっくりやおね 」、翌朝に「猪木さんのことは知ってる？」と私に訊いたのがきっかけで知った。
「子どもの頃から見てた人が…」という月並みな表現しか出てこないが、それが率直な感情である。いや、猪木については現役時代の活躍を知らない。時々テレビに出てきては大声で叫び、それに一般の人が勇気づけられる 。そういう人というイメージである。
改めて感じたのは、病の残酷さ。あのハンサムな圓楽さんが。あのプロレスラーの猪木が。私も何人かの身内を見届けてきたが、同じように痩せ細り、あるいは別人のような顔に変わり果てた。死は平等である。
