1位 十三機兵防衛圏
個性的で愛すべき高校生たちの群像劇。クリアしてから半年くらい経って、さすがに名前はほとんど忘れてしまったけれど、あれだけキャラがあってイライラすることが全然なかったのは凄い。音楽も洗練されていて格好良い。SF要素が強いので、私にはストーリーが難解だったが、それを差し引いても本作は魅力に溢れたゲーム。歴史に名前が残る傑作である。
2位 ポケットモンスターバイオレットつ
ついにポケモンもオープンワールドに。ポケモンが草地を歩き回り、親子のように群れているのは、ポケモンスナップで見たあの雰囲気そのもの。倒したり捕まえたりするのが気の毒になるほど愛おしく、ポケモンはこんな素敵な世界で暮らしていたのかと感動した。システムの簡略化も進み、今作では技思い出し／技忘れがいつでも何度でも可能に。業界のRPGの進化に合わせて、ポケモンのゲームシステムも着実に変化している。残念なのは、戦闘のテンポ。行動や表示がじれったく、ストレスが溜まる。これがもしアップデートによって改善されれば、圧倒的完成度、無敵のRPGタイトルになる。
3位 ゼノブレイド3
過去作に比べると、UIは抜群に良くなった。地形も変化に富んでいて、新たな地域の探索にはとてもワクワクした。グラフィックのクオリティも最高だし、なによりユーニが大変可愛くてよろしい。が、ストーリーと演出、音楽、戦闘システムなどは見劣りする。ムービーもいい加減多すぎて、かつ長すぎた。少し進んではムービー、少し進んではムービーで、ゲームを遊んでいる気がせず、逆にゲームに拘束されるかのようだ。シリーズ3作目の集大成として、過去作のいいとこ取りをした史上最高を期待してしまったゆえに、評価が厳しくなったかもしれない。
