きっかけ
ゼノブレイドDEとゼノブレイド2の2作で300時間も遊ばせてもらった私。以前から本作「クロス」も気になっていました。レビュー曰く、
- 探索がめちゃくちゃ楽しい。
- 地形の凝りようが凄い。
- 本作あってのブレスオブザワイルド。
など、探索しがいのあるハイクオリティなフィールドを絶賛する意見が多く見られます。一方で、
- UIがひどい。
- ストーリーが面白くない。
といった強烈な不満も多くのレビューに共通しています。この賛否の落差に私は二の足を踏んでいました。
加えて私は、WiiUを引っ張り出してきて起動することが非常に億劫でした。なぜなら、Switchの快適な操作性に慣れきってしまったためです。WiiUのあののんびりとした起動や、重厚なGamePadをいちいち取り出すストレスに、耐えられそうになかったのです。
そんな私が本作の購入に踏み切った理由。それは、就寝前の暇つぶしに事欠く現状と、1000円そこそこなら価格以上の価値は絶対あるというレビューに背中を押されたためでした。
私は最寄りのゲオで、Amazonマケプレよりも安い1,078円で中古を購入しました。
感想
- 音楽がめちゃくちゃカッコイイ。ゼノブレイドとも、ゼノブレイド2と異なる、ビートの効いた洋楽のようなBGMは、私の想像を良い意味で軽く超えていきました。
- まるで映画音楽のような壮大なオーケストラの演奏や、アメリカの大都会を想起させるボーカル入りの楽曲に心躍ります。
- 字が小っさい!レビューで読んで覚悟はしていましたが、この小ささにはびっくり。開発者も目が疲れただろうに。なぜこれで会社としてOK出したのか?と首を傾げずにはいられません。
- 地球を脱出して未知の惑星に不時着というストーリーは、他のゼノブレイド2作に比べて入りやすい。機神とかブレイドとか言われても脳がついていけなかったので、人間中心の世界というだけで安心感があります。
- というか、未知の惑星探索というシチュエーションは、私が以前からゲームの世界で体験してみたいと妄想していたこと、そのものです。ゼノブレイドシリーズでおなじみの、不気味でやたらと巨大なモンスターも、未知の惑星の原住生物なら納得。
- 圧倒的な高低差のある地形。どうやって登ろうかと歩き回り、ようやく高みに到達して、遥か下界を見渡したときの感動。敵モンスターに気づかれないよう、コソコソと移動すると、突然現れる光の筋。これ、ブレスオブザワイルドじゃん!
- 自分よりはるかに格上のモンスターの視線を避けながら、「見つかるなよー!」と祈る思いで逃げるように大地を進んでゆく感覚、ほんとブレスオブザワイルド。現在約10時間、LV15で、見つかったら瞬殺されてしまうから、凄い緊張感。でも楽しい。
- フィールドがものすごく広いです。行っても行っても、まだ先に続いてる。しかも、これだけ広大な世界でありながら、探索が楽しくて退屈しません。ううむ、確かに今作のフィールドの作り込みは凄い!
- 強力なモンスターだらけの地で、地球人のベースキャンプを発見したときの安堵感。
- しかし、探索のヒントをくれるのと、時計をいじるだけなのが寂しいです。ここでも買い物やクエストの受注ができたら楽しいし、便利なのになぁ。
- 鳥山明が手掛けた、ドラクエの可愛らしいモンスターしか知らない私は、他のRPG作品のモンスターモンスターしたザコ敵を見るたびぎょっとします。DEおよび2でもそうでした。
- しかし、今作は敵モンスターが輪をかけて気色悪い。巨大な虫やら、手足が伸びるやら…。色合いも、黒やら茶色やら、色みのない暗いのばかりで、戦うのも嫌です。肌の敏感な私は、モンスターを見かけるたびに体中が痒くなります。非常に身体に悪いゲームです。
- 約20時間経過。どハマリ中。何かあるかな?もう少し行けるかな?と走り回っているうちに、時間が溶けていきます。
- ちょっとレベルが違うだけでも、さくっとやられます。こういうのを死にゲーというのでしょうか?
- ボイスチェンジャーのかかった声で話す異星人が、対空兵器を破壊してくれと依頼してきました。問題を解決してやったら、NLAにやってきて地球人と共生することに。え…。
- 強敵に見つかっても、Bボタンで武器を収めて猛ダッシュで駆け抜けたら、案外逃げられる? ゼノブレイド2では見つかったら最後、死を待つのみだったので、これはいいですね。
- 探索に夢中で敵から逃げてばかりいるせいで、ちっともレベルが上がりません。
- 地面に落ちているアイテムを、見過ごしがちです。遠くからだと水色の線で指してくれるのに、近づくと細長いダイヤ形に変わってしまい、背景に混じって判別しづらくなるためです。ゼノブレイドと同じく、○で良かったと私は思うのですが、なぜこうした…?
- その上、アイテムが不規則に落ちているので、それらを拾い集めるために広大なフィールドをくねくねと蛇行しなければなりません。
- そうして集めたアイテムが何に使えるのか、わからないまま、フィールドを縦横無尽に駆け回っています。
- 約27時間経過。キズナクエストで現れたLv19のでかい敵に、5回くらいやられました。特にジャンプ攻撃が超強力で、3000くらいの大ダメージを食らったときもあったような気がします(即死)。少しくらい攻略のヒントを出してくれてもいいのに。
- 同じくらいのレベルの敵が固まって存在していないのは、一長一短と感じました。自分より少し上のレベルのモンスターを探すのに、結構な距離をマラソンさせられるので、効率が悪く時間ばかり浪費する羽目になり、ストレスを感じることがしばしばです。
- クエストに関する不満が2つ。①どれくらいのレベルが必要かがわからず、現地へ行って初めて「こりゃ無理だ」と悟る場合がしばしばあること。②○○を△コ集めるのに、どこへ行けば入手できるかわからないこと。
- 37時間経過。聞いてたよりよっぽど面白いじゃん。ストーリーに行き詰まる→クエストにチャレンジしてみる→マップを駆け回ってみるの繰り返しで、サクサクとは進まないけど、これが本作の楽しみ方であり魅力じゃないかな。
- イリーナさん可愛い…。
- ストーリーを進めるために、特定のクエストをクリアする必要があります。それ自体はいいのですが、そのクエストをどこで受注できるかがわかりません。しぜん、NLAをあてもなく走り回る羽目に。「あれ、どこかで見た記憶はあるんだけど、どこだったかなぁ…。」と若干ストレスを感じながらの長距離走です。
- 50時間経過。イリーナさんのレベルが低いために、「策動」というクエストに登場するLv30の敵にことごとく全滅させられるので、レベル上げとクエスト消化を兼ねて、惑星を走り回っています。
- 55時間経過。犬と猫の顔をした異星人に勝てないので、レベル上げとアイテム回収に励んでいたところ、ドールに乗ると格上のモンスターでも倒せることを知りました。短時間で2000超の経験値が入るので、まさに一石二鳥。
- 66時間経過。ドールで空を飛ぶのが、本当に気持ちよいです。面倒くさがりな私には、敵との戦闘を回避できるのが最大のメリット。これまでに行けなかった高所の探索にも夢中です。
- 加えて、飛行中のBGMがかっこよくてノリが良くて、ここのところ耳の中で無限ループしています。本作はどのbgmもクオリティが高くて素敵なのですが、現時点ではこの曲が最高峰です。
- あれよあれよと、80時間経過。ドールでグロウスの要塞を気ままに散歩したり、クエストをのんびりちまちま片付けたり、高レベルのオーバードに出くわして速攻逃げ出したりと、毎日飽きずに楽しんでいます。
- とにかく大変楽しませてもらっています。DE、2も面白かったけど、クロスはそれを遥かに上回る面白さで、完全にハマっています。毎晩9時半から主人公になりきって、惑星ミラの探索にのめり込む日々。これが1000円近くまで大暴落したのが信じられません。需給予測を外しすぎただけなのでしょうか?