ロシアによるまさかのウクライナ侵攻から、1年経った。降伏するどころか、ロシアを押し返し、抗戦を続けているウクライナ国民は本当に凄いし、尊い。一時期、ロシアによる核兵器の使用が真剣に懸念されたが、現在に至るまで実行に至っていないのも、予想が外れてよかったと胸をなでおろす思いだ。日本の周辺国の脅威が真剣に議論され、防衛費増額に踏み切ったのも画期的だった。しかし、ロシアが戦争目的を達しないまま手を引くはずはなく、もはやプーチンが死亡するくらいしか終戦の道筋が見えないのに私は絶望的な気持ちになる。だがもちろん絶望していてはいけない。この戦争をロシアの勝利で終わらせてはいけないのだ。国際政治に関心を持つ素人として、せめて関心を持ち続け、事実を正しく理解することに努める。そして、せめて自分の子どもには、「戦争はよくないと思います」「平和になってほしいです」で終わらない
