ゼルダの伝説 時のオカリナ
- 『ゼルダの伝説64』との仮称が懐かしい本作。
- PSに対する劣勢が強まる中、64DDでの開発を諦めロムカセットに切り替えるなどしたために、発売が遅れに遅れました。しかし、そのことがますますゼルダファンの期待を煽り、異常とも、あるいは過剰ともいえる熱気を生むに至りました。
- その上、ファミ通レビューで史上初の40点満点を叩き出したことが、任天堂ファンをさらに勇気づけました。
- 私もそんな熱気に突き動かされて、発売日に購入したクチです。
- が、実は私、それまでゼルダの伝説シリーズを一度も遊んだことが無かったのです。
- そんな私なので、当然ながらゼルダの「アタリマエ」が皆無。例えば、目玉があったらとりあえず撃ってみる、というのはゼルダの「アタリマエ」と思いますが、それがわかりません。だから、最初のデクの樹サマのダンジョンからして、私にとっては高難度。というか、ゼルダの伝説というのがどういうゲームなのかもわかっていないので、何をしたら良いのやら、わけもわかりません。それでも放置するのはもったいないので、自分の頭を使わず任天堂系月刊誌の攻略記事に頼り切って進めていました。
- ゼルダの第一印象は、不気味とか、怖い、あるいは変。そういったものです。巷でよく言われる、謎解きが面白いとか、アクションがどうとかいったことは全然でした。
- 楽しかったのは、最初のコキリの森。敵が出なくて安全だから。あと、ハイラル城に侵入するのもドキドキして面白かったです。ゾーラの里で探検するジャブジャブ様の体内も、気持ち悪さとルト姫を担いで進む奇妙さが非常に印象的でした。
- こども編を終える頃には、初心者の私でもゼルダの「アタリマエ」がなんとなくわかってきます。すると、これは確かに面白いかも、とだんだん気持ちが前のめりになってきます。
- しかしながら、おとな編に入り物語が進めば進むほど、ダンジョンが長く難しくなります。それが怖がりで面倒臭がりな私には辛かった。
- 大体、大人になった途端、空が禍々しく淀んでいるわ、城下町はゾンビに支配されとるわで…。高校生当時も怖かったけど、あれから23年経ってオジサンに成長した今も、やっぱり怖い。
- 森の神殿は音楽も怖いし、オバケも出るし、ほんと怖いったらない。
- さらにその先いくつものイベントやら神殿やらをクリアしないと進めんとなると、いよいよ意欲が萎えてしまうわけです。
- 後半のほとんどは、弟に頑張ってもらった記憶ばかり。ようやるわと感心しきりでした。
- そんなわけで、私にとって時のオカリナは、世間の圧倒的な高評価に反して、正直それほどの思い入れのないタイトルなのです。
ヨッシーストーリー
- 1997年の暮れに5980円くらいで購入しました。
- その後、あっという間に値崩れしてなんだかすごく悔しかったなぁ。
- 約20年ぶりにプレイした感想は、「どうしてあの名作ヨッシーアイランド(SFC)がこうなっちゃったの?」
- ひょっとして外注だったのでは、と疑ったほどです。
- 私が思う失敗の理由は、①アイランドの色鮮やかな世界から一転、くすんだ色遣いに変わってしまった ②ヨッシーの声がうるさい ③探索する楽しみがなくなった
- キッズ層がターゲットに見えてアクションは難しく、しかし何十回、何百回とやり込みたくなる要素はありません。
- 全体として調整不足、あるいは中途半端で、値崩れも納得のぱっとしない出来です。
マリオカート64
- 中2の年末、仲の良いゲーム友達と、今はなきハローマックまで自転車を30分くらい走らせて買いました。9480円だったかな。
- それまでNINTENDO 64のソフトはマリオ64しか持っていなかったので、本当に待ちに待った新作ソフトでした。
- 黒とグレーのツートンカラーコントローラーを同梱していたのがありがたかったです。
- さてゲーム内容ですが、久しぶりにプレイして驚きました。素直に面白い。楽しい。単に懐かしいとか、慣れてるとか、思い入れがあるとか、そういうことではなく、レースゲームとしての完成度の高さをひしひしと感じます。
- コース中を機関車が走ったり、夜の高速道路をバスやタンクローリーと並走したりと、SFCではあり得なかったコースデザインに惹かれました。
- コースデザインやアイテムの演出がちょうどよいです。ゲームキューブの『ダブルダッシュ』は、演出過多でかえって楽しみを削がれました。