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世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神

 

世界樹の迷宮IV 伝承の巨神 - 3DS

世界樹の迷宮IV 伝承の巨神 - 3DS

  • 発売日: 2012/07/05
  • メディア: Video Game
 

きっかけ

世界樹の迷宮シリーズは、少し前から気になっていて、しばらく前に体験版を少しだけやってみました。気になっていた理由は、「高難度、だがシンプルで面白い」というシリーズファンの評価です。しかし、その時はこのゲームの魅力がわかりませんでした。それでも、絵柄とUIのわかりやすさは好印象で、しっかりやってみれば面白いのかもしれないなと引っかかってはいました。

その世界樹の迷宮3DS作品が、2020年12月のセールによって、ニンテンドーeショップで30%オフ(2252円)になりました。これが最後のセールかもしれない、この機会を逃したら次はないかも、と私は案じました。しかし、ケチん坊な私は、それでも一歩踏み出すのを躊躇しました。

そこで、私はシリーズ中もっとも初心者向けと評判の『Ⅳ』の体験版を遊んでみることにしました。今回は、真剣にシステムを理解しようとゆっくり進めました。ああ、ミッションを受けてちょっとずつダンジョンを探索する形式なのか。なるほど、素材を売ると購入できる武器防具が増えるのか。なんだかハマれる予感がしてきました。

体験版では、最初の迷宮のB1Fしか探索できず、B2Fへの階段が現れたところで街へ強制帰還するように設計されています。

えっ、ここで終わっちゃうの?先が気になるなぁ…。

うまいこと作ってあるなと感心しました。ゲームでワクワクしたのは久しぶりです。私はどれくらいワクワクがもつか、自分を試すため、さらに丸1日待ちました。そして、ようやく腹を決めることができたのです。

感想

  • ダンジョンの探索が面白いです。小さなすき間を見つけた時は「よしっ!」と思わず声が出るほど嬉しくなります。
  • 迷宮と称しているので、不思議のダンジョンのように、入るたびにマップが全く別物になるのだと思っていました。固定マップで安心しました。
  • はじめは、ウィザードリィのような3D一人称視点に戸惑いと古臭さを感じました。しかし、見るからに凶暴な熊が近づいてくるのは恐怖感があるし、先に何があるか(飛び出してくるか)わからない緊張感は、この視点ならでは。
  • 新たな階層に潜る→新たな敵が現れる→新たな素材を収集する→新たな装備を購入できる→新たな階層に挑戦する(以下繰り返し) この展開がよくできているなと感じました。RPGの楽しみの一つは、倒せなかった敵を倒せるようになることなんだ、と気づかせてくれました。
  • CASUALモードで遊んでいるので、街へいつでも戻れるし、全滅してもデメリットなく再開できます。初心者には、この気楽さ、手軽さが有り難いです。これが無かったら、このゲームやってないかも、というくらい私にとっては重要です。
  • ダンジョンの仕掛けやクエストの攻略は、ドラクエのように易しくなく、ちょっとやってみてわからないと、早々にギブアップして攻略サイトを参照しています。何しろ、熊に柵を破壊させるのもわからなかったくらいの謎解きオンチなので…。
  • 迷宮に出現する強い敵の存在感!先に挙げた熊をはじめ、1回で2歩移動するもの、戦闘中に寄ってくる敵など、多様なうえに凝っていて、ビビリな私は緊張しっぱなしです。