きっかけ
- 「プラチナ」をプレイしたのは、2013年頃のことだったか?正確な記憶もありませんが、GBA版「ルビー」以来10年間くらいポケモンにご無沙汰していたのが奏功して、非常に面白くプレイしたのは確かです。以後、私はポケモンの旧作を当たり、新作を求めるようになりました。
- 「オメガルビー・アルファサファイア」や「ソード・シールド」のように、こういうのを待ってたんだよとポケモン集めに没頭した傑作もあれば、「X・Y」や「サン・ムーン」のように、なにか期待してたのと違うと感じるものもありましたが、ともかく私が本作を購入するのは必然でした。
感想
- リメイク(より遊びやすく面白くなるよう改良を加える)というよりも、HDリマスター(グラフィックを現代風にアップグレードする)という感じ。これを昔と変わらず遊べると積極評価するか、代わり映えしないと残念がるか、人によって分かれるでしょう。私はどちらもわかります。
- わかりますが、多くの仕様が15年前に逆戻りしたせいで、快適性が失われ、本作への不満を高める結果となってしまったように私には思われます。
- アンチ?を中心に「劣化」との前評判が高かった2頭身キャラですが、私が違和感を覚えるのは、マップ上では2頭身なのに、バトルでは4頭身、5頭身と切り替わる点です。どうしてこうした?こうなった?と戦闘に入るたびにモヤモヤします。これとか、明らかにおかしいと私は感じます。
- 2Dだと2頭身がさして気にならないのに、3Dだと妙に気になってしまうのはなぜ?
- 原作の忠実な移植を目指して開発した、というのは本当?これで開発元が批判されるとしたら気の毒です。
- わざマシンが使い捨て仕様に戻りましたが、私にはこの意図がよくわかりません。
- ポケモンを悪事に利用しようと企む組織と、それを阻止しようと奮闘する主人公&ライバルというわかりやすい構図・ストーリーに安心感を覚えます。ポケモンに難しいお話は要らないのです。
- シロナに…というよりガブリアスに3回やられました。だってつるぎのまい×2で攻撃力上げてくるわ、ガブリアスのくせに素早さ高いわで、手がつけられないんだもん…。
- 「じしん」でうちのかわいいこたちがパタパタと斃れます。この姿を見て良心がいたまない奴を、畜生と呼ばずしてなんと呼ぶ。
- 4回めにして、ようやくガブリアスに一矢報いてやりました。ロゼリアの「どくどく」をシロナが回復しなかったせいです。チャンピオン…。
- 一つ一つの街が、あまり印象に残りませんでした。理由は、シンオウ地方のモデルが北海道で、自分になじみがないからかもしれません。ジョウト地方のエンジュシティのような、わかりやすい強烈な個性のある街が1つ2つ欲しいところです。その点で振り返ると、炭鉱の街・クロガネシティのインパクトは素晴らしい。
- 「オメガルビー・サファイア」では、ヒガナの追加シナリオが賛否両論を呼びました。それを受けて、今作は原作を尊重し原作に手を付けない判断をしたのでしょうか。
- 発売初日からバグが話題でした。普通に遊ぶ分には特段の影響がないし、私はバグ技を使ってどうこうする意欲もないのですが、特段の追加要素がないことといい、バグが多数発見されるのといい、開発期間がよほど限られていたのかな、あるいはコロナ禍が開発に影響したのかな、などとあれこれ詮索してしまいます。
- 私もバグに遭遇しました。地下大洞窟の空洞から出たときに、画面が暗転したままフリーズするものです。しかも、一度や二度ではなくかなり頻繁に発生します。これは通常のプレイ中に起きるので、デバッグで見つけて取り除けたのではと思いますが、それができなかったということは、やっぱり開発側に時間かなかったのかなと考えてしまいます。
- 空中を歩くバグも発生しました。
- 残念ながら、プレイしていてイライラする点が少なくとも3つあります。
- ①戦闘のたびに、ポケモンがビヨビヨと跳ねたり、○○は△△したがっている…などとメッセージが出たりするの、うっとうしいです。最初だけかと思いきや、ずっと見せられるとは…設定でオフにできるようアップデートで改良してくれたら良いのですが。
- ②フィールド上でひでんわざを使用するたびにカットインするのと、いわくだきやらロッククライムやらを1回1回使わないといけないの、とてもうっとうしいです。リマスターにあたって、移動をストレスフリーに改良してほしかったな。ここは原作を尊重しなくていいところだと思います。
- ③フィールド上で落ちているアイテムを拾うために、Aボタンを連打しながら走るときがあります。その際、連れ歩きのポケモンが突然前に出てくるせいで、用もないのにポケモンに話しかけてしまいます。これまたうっとうしいです。