本・ゲ・旅

歴史や政治を中心に本の要約を紹介します。たまにゲームレビューも。

オスマンVS.ヨーロッパ

 

感想

オスマン帝国がヨーロッパに優越できた要因や、ヨーロッパに与えた影響などを知りたくて購入しましたが、私の期待に反する内容で残念でした。理由は、西暦何年に誰々が何をした的な事実列挙型の記述ばかり、しかも一行ごとに馴染みのない人名・地名が出てくるためです。私は早々に参ってしまい、読むのをやめました。

メモ

  • 十字軍とはある意味で、宗教や宗派の違いを理由にひとを差別する伝統を持った社会が、隣接する異教徒の大国に自己の姿を投影させた結果生み出されたものだったと言えるのかもしれない。
  • オスマン帝国は、自らを「復興されたローマ帝国」と自覚してもいた。
  • オスマン帝国は意外な柔軟性を持っていて、宗教に縛られたヨーロッパ世界とはまったく異なる国家形成、社会編成を実現していたように思われる。