本・ゲ・旅

歴史や政治を中心に本の要約を紹介します。たまにゲームレビューも。

京大芸人・京大少年

 

 

 

ロザンをもっと好きになれる一冊。私のような、ロザンを好きになって日の浅い人にうってつけです。

菅さんのしゃべりそのままの文章で、本当にすらすらと読めます。菅さんが楽しそうにしゃべる姿や声が脳裏に浮かんでくるのです。凝った表現などなく、シンプルでいて、読ませる力があります。

宇治原さんの高校時代の勉強法がさらっと書いてありますが、これには参りました。39歳になったいまの私がなるほどそうだよねと納得する内容だからです。かと言って、17歳の私に「これを実践すれば京大に行けるよ」と諭しても、絶対にできんかったと確信します。高校生であれを実践できることが凄い。

面白いのは、京大芸人である宇治原さんのことを、宇治原さんではなく菅さんが菅さんの目線で書いていることと、その視線の温かさ。揶揄するでも、卑下するでもなく、持ち上げるでもなく。相方へのリスペクトを感じました。