本・ゲ・旅

歴史や政治を中心に本の要約を紹介します。たまにゲームレビューも。

初歩からのシャーロック・ホームズ

 

私は、創元推理文庫深町眞理子訳)版で原作(シャーロキアンは正典と呼ぶらしい)を読んだ。が、一つ一つの作品のあらすじをほとんど覚えていない。そこで、正典を再読するにあたり、ホームズの魅力を再確認するために購入した。

感想

この本の優れているところ。①解説が丁寧で初心者に寄り添っている。②私の知っていること、知らないこと、全部ひっくるめて必要な知識が全部書いてある。③派生作品にも肯定的である。

 

ところで、

私が好きな作品は何だろう…。記憶にあるのは、まだらの紐、ボヘミア王が写真を取り戻したいと依頼に来る件、ホームズが変装して阿片窟にいるところをワトソンが発見する話、有色人種の子どもが出てくる話。あとは赤髪連盟、ヴァスカヴィルの犬。

ただ、記憶にあると言ってもその記憶は極めて断片的。結末を忘れているのだ。新鮮な気持ちで楽しめるのだから、幸せといえばそうなのかもしれない。その程度の記憶の中で好きな作品を選出すると、空き家の冒険か。ホームズが帰ってきたワトソンと、未来からドラえもんが帰ってきた時ののび太が私の中でシンクロするのである。

というわけで、ホームズ作品の再読を目論んでいる。感想はこのブログに記録する。