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イスラームから世界を見る

 

イスラームから世界を見る (ちくまプリマー新書)

イスラームから世界を見る (ちくまプリマー新書)

  • 作者:内藤 正典
  • 発売日: 2012/08/01
  • メディア: 新書
 

メモ

  • イスラームは、人間がいかに欲望に弱い存在であるかを前提にしている
  • 現世の快楽は神が認めた範囲で愉しんでよい
  • コーランは「神のことば」そのもの
  • ラマダン月は貧者や弱者を思いやることを求めている
  • 公正な商売で金儲けすることを容認
  • 弱者をいたわることで富を再分配する
  • ムスリムになるとは、アッラーが唯一の全能の神であること、そのアッラーに全てをゆだね、その教えにしたがうと誓うこと
  • 善いか悪いかの判断は神に任せる
  • 人の生死や運命は神の手にある
  • 十字軍は、ヨーロッパにとっては「聖戦」、ムスリムにとっては「 蛮族の襲来」
  • イスラームの統治の基本は、異教徒に彼らのアイデンティティを認める(安全保障)、その代わりに人頭税を取ること。 異教徒を殺したり、他の宗教からムスリムに改宗されてしまったりしたら、彼らから人頭税を取ることができない。

イスラームに対する誤解

  • 押しつけがましい
  • 他人に信仰を強制する

イスラームに対する正しい理解

  • 異教徒が敵対的な態度をとらない限り、他人が何を考えていようがこだわらない
  • イスラームでは「民族」はあまり重要ではない
  • 国民国家ムスリムにとって窮屈