40歳になった。中学校を卒業してから、四半世紀も経ったのか。四半世紀！よくここまで生きてこられたな。それは自分を褒めてあげよう。 39歳は、仕事面も、娘との関係も、あまりうまくいかなかった。悩んだり苦しんだりすることが多かった。40歳はいいことが…

イスラーム的―世界化時代の中で (NHKブックス) 作者:大塚 和夫 日本放送出版協会 Amazon イスラームの入門書に最適な一冊。前半はイスラーム政治史、後半はイスラーム思想史。今回は後半に興味があって読んだ。なお著者は残念なことに59歳で亡くなっている。…

軍事力と現代外交: 現代における外交的課題 作者:ローレン,ポール・ゴードン,ジョージ,アレキサンダー・L.,クレイグ,ゴードン・A. 有斐閣 Amazon ロシア・ウクライナ戦争の原因や終結策を理解するヒントを得たく読んだ。が、読めば読むほど、この戦争が本書…

欧州戦争としてのウクライナ侵攻（新潮選書） 作者:鶴岡路人 新潮社 Amazon 国際政治Ch.で好感度が一気に上がった、慶應義塾大学総合政策学部准教授。東野篤子筑波大教授とご夫婦であることを後から知って、サプライズを聞かされたときのように驚いたのはま…

ロシアによるまさかのウクライナ侵攻から、1年経った。降伏するどころか、ロシアを押し返し、抗戦を続けているウクライナ国民は本当に凄いし、尊い。一時期、ロシアによる核兵器の使用が真剣に懸念されたが、現在に至るまで実行に至っていないのも、予想が外…

概説イスラーム史 (有斐閣選書 (903)) 有斐閣 Amazon 1986年刊。実に37年前の本。これまでに手に入れたイスラーム関係の本の中でも、特に古い。が、自分が求めていたものは、まさにこれだったのよ。これが欲しかったのよ。 私が求めていたのは、高校世界史レ…

ゼルダ 超期待作だけに、詳報なくがっかり。そういえば青沼さんも出演しなかった。発売日に年休を取ろうかな。「やめ時が見つからない」まま朝を迎えてしまいたい。 バテンカイトス、世界樹の迷宮、ファンタジーライフ、桃鉄 リマスターでまだまだSwitchは戦…

イスラームの歴史 - 1400年の軌跡 (中公新書) 作者:カレン・アームストロング 中央公論新社 Amazon ヨーロッパ人ならではの、ヨーロッパからみたイスラームの歴史を期待していた。しかし、読み始めてみると「○○は〜をした」「△△は〜だった」と事実の羅列ばか…

イスラームの「英雄」 サラディン――十字軍と戦った男 (講談社学術文庫) 作者:佐藤次高 講談社 Amazon イスラームの歴史でもっとも有名な人物のひとり、サラディン。彼の生涯を追う書籍である。 彼が英雄と称される理由を知りたかったのだが、なにしろ1000年…

ポケットモンスター バイオレット|オンラインコード版 (【早期購入特典】「冒険セット」×1 )配信 任天堂 Amazon ポケモンとオープンワールドの親和性は、抜群に良かったですね。あっ、ピカチュウいた！どこ行くんだろ？わーピチューだ！と童心に返ってわあわ…

戦火の欧州・中東関係史―収奪と報復の２００年 作者:福富 満久 東洋経済新報社 Amazon 東洋経済新報社から出版されているだけあって、私がこれまでに読んできた歴史書とは少し雰囲気が異なる。 私が感じたのは次の2点。1点目は、やや刺激的で強い言葉を選ん…

イスラーム史の入門書として、定番中の定番。何年も前から読みたくてたまらなかったのですが、30年前の新書を定価で買うのは躊躇うし、かといって古本も安くないしで、だらだらと時間だけが過ぎていました。 それが、メルカリでなんと3冊800円の超お得価格、…

食はイスタンブルにあり 君府名物考 (講談社学術文庫) 作者:鈴木 董 講談社 Amazon トルコ民族史✕トルコ料理という唯一無二の組み合わせ。内容よりも、このような書籍を出版するだけの余裕が出版社にまだあった1990年代に思いを馳せる。 さぞ料理やその食材…

現代アラブ社会―アラブの春とエジプト革命 作者:加藤 博,岩崎 えり奈 東洋経済新報社 Amazon 本書は、「アラブの春」の分析の先に見えてくる現代アラブ社会の構造的な特徴を指摘することを目的としています。 私が慣れ親しんでいる政治史・国際政治史とは、…

イスラーム国 作者:アブドルバーリ・アトワーン,中田 考 集英社インターナショナル Amazon 今となっては昔の話だと思われるが、2010年代にイスラーム国なる勢力が中東の一部を支配していた。一時期は毎日報道されていた。なにか悪いことをしている怖い人たち…

新疆ウイグル自治区-中国共産党支配の70年 (中公新書 2700) 作者:熊倉 潤 中央公論新社 Amazon 新疆ウイグル自治区における国家的な弾圧・迫害の存在を知って以来、ずっと読みたかった本。私の中に危機感の残る2022年のうちに着手できてよかった。 西域の歴…